中小企業の女性活躍推進、取り組まないとどうなる?実態と成功例。
こんにちは! 渡瀬です。
これから、週一の頻度で「社長のための経済ニュース」 というYouTubeチャンネルと連動したエントリーをしていきたいと思います。
中小企業経営に役立つ最新ニュースを、わかりやすく・実践的に解説 していきますのでよろしくお願いします!
そして第一弾のテーマは 「女性活躍推進」 についてです。
早速ですが、Youtube動画はこちらです!!
先日(2025年3月7日)、ITmedia ビジネスオンラインにて『「必要性を感じていない」 中小企業経営者の46.4%が「女性活躍推進に取り組んでいない」』というとても興味深い記事がアップされました。
2024年4月から、従業員101人以上の企業には 「女性活躍推進の行動計画策定と情報公表」が義務化 されましたが、なんと 46.4%の中小企業が「取り組んでいない」 という衝撃のデータが出ています。
「なぜ女性活躍が進まないのか?」
「取り組んだ企業の成果は?」
今日は 社長の視点でこの問題を深掘りしていきたいと思います!
ニュースの内容
今回のニュースの内容は、、、
- 2024年4月から、「女性活躍推進の行動計画策定と情報公表」が 従業員101人以上の企業に義務化。 100人以下の企業には 努力義務 となっています。
- しかし、調査によると 46.4%の中小企業が「取り組んでいない」 と回答。
- さらに、義務化について「知っていて説明できる」と答えた経営者はたったの4.5%。逆に 「知らない」と答えた経営者が47.1% もいる状況です。
つまり、そもそも 「制度の認知が低い」 ことが、女性活躍推進の大きな課題になっています。これは本当に困った事態ですね!!
これについては政府や行政にももう少し頑張ってもらわなければいけないと思います。
それではこのニュースについてもう少し深く考えてみましょう!
ニュース解説
まずはなぜ「女性活躍推進」に取り組まないのか?に付いてです。
「女性活躍推進に取り組んでいない」と答えた企業の主な理由は
- 「必要性を感じていないから」 56.6%
- 「推進できる人材がいない」 17.1%
- 「社内に女性のロールモデルがいない」 15.5%
とのことです。
一番の理由は 「必要性を感じていない」。
これって本当にリアルな意見ですよね!!私達中小企業は、大企業のように潤沢な資金も無ければ、知名度もない。さらには優秀な人材もいない中、ギリギリのところで経営をしている企業がたくさんあります。
世の中の流れ的に男女平等だし、ビジネスの場において女性を活用したほうが評価は高いだろうことはなんとなくわかってるんだけど、 日々の業務で手一杯だし、実際には 「そもそも女性社員がいない」「制度のメリットが見えていない」 という気持ち、非常によくわかります。
特に、建設業や製造業などの業界では、女性比率が低いため、推進の意義を感じにくい というのも事実でしょう。
女性活躍を進めた企業の成果は?
一方で、取り組んだ企業が得たメリット も明らかになっています。
「女性活躍推進」に取り組んだことで、
- 「人材の確保につながった」 27.7%
- 「職場の風土改善につながった」 25.1%
- 「離職率の低下につながった」 21.8%
これ、経営的に見ると かなり重要なポイント ですよね?
中小企業にとって 人材確保は最重要課題のひとつ ですし、今年の年始、弊社のクライアントの社長に今年の経営テーマはなんですかとお聞きしたのですが殆どの方が人材の採用と定着と答えられました。
女性活躍推進を取り入れることで、優秀な人材が確保しやすくなる。
さらに、職場の雰囲気が良くなり、社員の定着率が上がる ことがデータで示されています。
ってことは単なる「社会的な義務」ではなく、経営戦略の中でも極めて重要な施策のひとつ になるわけです。
あまり「女性活躍推進」に取り組んでこなかった社長!ちょっと頑張って職場に女性を採用してみませんか?今いらっしゃる女性スタッフと今まで以上に触れ合って育成して、幹部に登用してみませんか?
おそらく御社の、より一層の躍進に貢献してくれると思いますよ!!
このニュースのポイント
では、あらためて今日のニュースのポイントを整理 しましょう。
- 約46%の中小企業が女性活躍推進に取り組んでいない。
→ その理由の半数以上は 「必要性を感じていない」。 - しかし、取り組んだ企業では「人材確保」「職場改善」「離職率の低下」といった成果が出ている。
- 「ロールモデルの不在」や「推進する人材の不足」が課題になっている企業も多い。
つまり、多くの企業が 「何をすればいいかわからない」ために取り組んでいない ものの、実際に 動いた企業はポジティブな結果を得ている ということです。
私の考えとしては、 「大掛かりな制度変更をしなくても、できることから始めるべき」 だと思います。
例えば、
- 女性社員の採用方針を少し見直す
- 管理職に女性を登用する試みをする
- まずは一人でいいので社内でロールモデルとなる人を作る工夫をする。
こうした 小さな一歩が、長期的に大きな成果につながる はずです。
弊社では、人材採用のための会社案内、チラシの作成、リクルートサイトの制作なども行っています。採用の方法を少し見直してみようかなと思われた社長、ぜひぜひ渡瀬にお声がけ下さい!
一緒に楽しいビジネスを推進しましょう!!
まとめ
今日の内容、いかがでしたか?
このチャンネル 「社長のための経済ニュース」 では、週に1本、中小企業経営に役立つ最新情報を、わかりやすく解説 していきます!
「なるほど」と思った方は、ぜひ高評価・チャンネル登録をお願いします!
また、あなたの会社での 女性活躍推進の取り組みについて、ぜひ コメント欄で教えてください!
それでは、次回の動画でお会いしましょう!
ありがとうございました!