人手不足の時代に、会社を本当に強くするということ

日本は、間違いなく人手不足です。
だからよく言われます。
「AIをもっと活用すればいい」
「ロボットを導入すれば解決する」
理屈としては正しいと思います。
私自身も、AIやシステムの可能性を強く感じています。
ただ、現実はどうでしょうか。
ロボットに多額の初期投資をするよりも、AI開発をベンダーに依頼するよりも、結局は時給1,200円でアルバイトを雇ったほうが早いし安い。
多くの現場では、まだそうなっています。
社長が抱える、もう一つの「本当の問題」
ただし、ここで話は終わりません。
多くの社長は、そのアルバイトや社員に対して、強い不満を抱えています。
- 責任を取りたがらない
- 指示がないと動かない
- 失敗を極端に怖がる
- 自分の判断で前に進もうとしない
正直に言えば、
「僕に任せてください」
「責任は自分が取ります」
そう言って挑戦する若い人が、確実に減っているように感じます。
もちろん、「昔はよかった」「若い頃はこうだった」
そんな言い方をすると、今の若い世代には嫌われるのも分かっています。
だから多くの社長は、その本音を口に出せずに、飲み込んでいる。
叱れない時代のマネジメント
さらに追い打ちをかけるのが、
- 厳しく叱ると「心理的安全性を損なう」
- 指摘すると「クリエイティビティが下がる」
- 注意すると「時代遅れのマネジメントだ」
という空気です。
結果として、
- 叱れない
- 任せられない
- でも全部自分でやるしかない
社長だけが疲弊していく構造が生まれています。
だからこそ、AIとシステムの出番がある
私は、こう考えています。
人に期待しすぎない。
でも、人を軽んじるわけでもない。
AIやシステムでできることは、一刻も早く標準化してしまえばいい。
- 判断基準
- 業務フロー
- 繰り返し作業
- 属人化している業務
これらを人の善意や根性に任せない。
人間にしかできない仕事に、人を使う
その上で、人に任せるのは、
- 創造性
- 挑戦
- 責任を背負う覚悟
- 自ら考え、前に進む仕事
「言わなきゃ動かない人」を前提に会社を作るのではなく、自分で考え、責任を持って動ける人だけを本当の仲間にする。
人数は少なくてもいい。
むしろ少ないほうがいい。
会社を強くするのは「気合」ではない
これからの時代、会社を強くするのは根性論でも精神論でもありません。
- 標準化できるものはAIとシステムへ
- 人は“人にしかできない領域”へ
この切り分けを、どれだけ早く、どれだけ本気でできるか。
それが、人手不足の時代を生き残る会社と、疲弊していく会社の分かれ道になる。
私は、そう感じています。


