ビックモーターの報道に触れて思うことー経営者は正しい経営理念のもと、常に清廉潔白であれ!

2023年におけるビジネス関連ニュースで、連日トップで報じられ注目を集める話題といえば中古車販売会社大手ビックモータによる保険金不正請求問題です。

この問題は、保険金の不正請求にとどまらず、厳しいノルマと常識を逸脱した人事制度(昇格・降格)、LINEグループによる辛辣なマネジメント体制、環境整備と称し店舗周辺の街路樹にまで除草剤をまいたり伐採するなどの奇行にまで及んでいます。

特に罵詈雑言が飛び交うLINEのやり取りは、本当に心ある人間が投稿しているのかと疑いたくなるような醜い言葉が並んでますし、公共の街路樹を私企業の身勝手な判断で枯らしてしまったり、伐採してしまう人が実在することに驚愕しました。

また、昨日(2023年8月29日)の日経新聞の記事( 損保ジャパン社長「クロ」認識もビッグモーター取引再開 )によると、、、

白川社長もビッグモーターの不正について「事実関係としては『クロ』が推測される」として疑義が濃厚との認識を示しながらも、「追加でヒアリングをしてから取引を再開してもビッグモーターとの関係は元に戻らない」などと関係悪化を懸念する考えを述べていた。同会議では慎重論も出たが、白川社長ら首脳の考えに基づき、会議の約20日後には取引を再開した。(日経新聞 8/29 抜粋)

と報道されており、ビックモーターの問題だけでなく、被害者と思われた日本を代表する保険会社(損保ジャパン)でさえも、真っ当に保険を利用しているユーザーを愚弄しかねない判断をして半ば共犯者になってしまっているのが現状です。

どうしてこの様な会社がこの世の中に誕生してしまうのでしょうか?どうして、トップマネジメントは時折、判断を誤ってお客様のことを忘れ傲慢に振る舞ってしまうのでしょうか?

人間(経営者)の抱く虚栄心がそうさせるのか、自分(自社)さえ良ければ他はどうでもいいという傲慢で自己中心的な思考によるものなのか、はたまた周囲からの期待やプレッシャーに押しつぶされ己の弱さを偽装してしまうのか、、、

私も経済人の端くれとして日々小さな会社の経営をしているので、兼重さんや白川さんのような大きなプレッシャーはないにせよまったく気持ちがわからないわけではない。なぜなら経営者の通信簿は決算書であり、どうしたって逃げることのできない具体的な数値で常に評価されてしまうからです。いくら綺麗ごとを並べ、理想やビジョンを語ったところで、会社の業績が赤字続きで資金繰りもままならないようでは経営者としては失格なんですよね。

だから、一生懸命考えて全力で仕事に取り組む!何が何でも業績をしっかりと叩き出そうとする生き物なんです!でも、その前にもっと大切なものがある!「成果を出す立派な経営者を目指す前に、まともな人間であれ!」ということです。っていうか、長期的には「正しくて誠実な人間こそが、成果を出す立派な経営者になれる!」のだと思います。

このビックモーターの報道に触れ、あらためて人として正しく生きよ!と自分に言い聞かせ、弊社の経営理念をほんの少し修正しました!

弊社(株式会社イーエックス)の経営理念
私ども株式会社イーエックスは、「中小企業の社長に寄り添うIT戦略パートナー!」 をMissionに掲げ、正しい考え方を持った志の高い中小企業の社長が飛躍的成長を遂げるために、なくてはならないIT戦略の懐刀・軍師となり地域経済の活性化に貢献できる企業であり続けます。

これからもこの経営理念に基づき、経営計画どおりにことが運ばず、経営者としては赤点をもらうことがあるかもしれませんが、人間失格にならないよう過ごしていきたいと思います。

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